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ＬＰガスは常温常圧では気体ですが、圧力をかけることで容易に液化することができます。容器内のＬＰガスは液化されていて、自然気化させて使用します。

ガスの比重が空気より重いため、空気中に放出された場合は底部に滞留するため、漏洩時は底部の換気を行う必要があります。

プロパン１㎡を完全燃焼させるためには理論上その２４倍の量の空気が必要となり、実際の燃焼時はさらに20〜100%の過剰空気が必要とされています。

純粋なＬＰガスは無色無臭ですが、保安上の観点から漏洩時に感知できるように硫黄系化合物で臭いをつけています。高圧ガス保安法では、空気中の混入率が1/1000の場合でも感知できる着臭が定められています。

ＬＰガスの燃焼時のCO2排出係数は、ガソリンや灯油などの他の石油製品とくらべて約10%少なくなっており、ＬＮＧを含めた化石燃料の中でもトップクラスの環境性能を持っています。